浅田 浩之ASADA HIROYUKI

ITソリューション事業部 解析エンジニアリング部
2006年入社
大学院 医学工学総合教育部 土木環境工学専攻 卒

製品の設計や改善策の検討を実施していく
設計者のサポートを行うのが、流体解析という技術。

現在の仕事内容

中部地区をメインとした製造業各社と、中部電力・中部電力グループ各社向けの流体解析による設計者のサポートを行っています。流体解析では、お客さまの目的などに対して以下のような情報を提供しています。

・空気や水などの流れ方
・温度や圧力の分布状態
・化学物質の拡散状態　など

お客さまはこれらの情報をもとに、製品の設計や改善策の検討を実施していくことができます。

流体解析と言われてもあまりピンとこないと思うので、例を挙げて説明します。例えば、みなさんの部屋に新しくエアコンを設置するとします。どこに設置すると最も効率良く目的の温度にできるかを知りたい場合、エアコンをいろいろな位置に実際に設置して試してみるのは労力と時間が必要になります。そこで、私たちの「流体解析」の技術では、コンピュータ上に室内を再現し、エアコンの位置をいろいろ変え、最適な位置を少ない労力かつ短時間で求めることができます。

中電シーティーアイの存在価値

日々進化する現代の高度情報化社会において、IT技術は、日々の生活や企業活動に欠かせない重要な技術です。私たちには、電力供給を担う中部電力および中部電力グループ各社の情報システム部門を支える重要な役割があると思っています。そして、知識や技術を磨いて、お客さまに応じた技術を提供できることが何よりの存在価値だと感じています。

仕事の面白さ・やりがい

どんどん進化していくIT技術をトレンドに乗って身につけていくことができるのは「面白さ」のひとつでもあり、重要なタスクだと思います。また、お客さまが持っている形のない要望を具現化したシステムをつくりあげ、お客さまに使っていただき、より便利になったと思ってもらえることが一番の「やりがい」ではないでしょうか。

私の場合、数μm～数km規模の製品や設備など、幅広い範囲で多種多様な解析を実施できることが「面白さ」のひとつであり、提供した解析結果をもとに製品開発や改善対策を実施したものが実用化され、目に見えるものになること、そして、お客さまからいただく「ありがとう」のひとことが何よりの「やりがい」です。

中電シーティーアイに訪れる変化・チャンス

2020年までに実施される予定の電力会社の発送電分離により、我々電力グループ会社にも環境面やビジネス面で大きな変化が訪れることになると思います。また、先の気候変動枠組条約第21回締約国会議（COP21）で、温室効果ガスの排出量を世界的に削減する「パリ協定」が採択されました。温室効果ガス排出を抑制するためには、製造業界では更なる技術革新が求められ、数理解析エンジニアにとっては新たなビジネスチャンスが生まれるであろうと期待しています。

学生のみなさんへメッセージ

・広くチャレンジできる環境
・中部電力グループのスケールメリットを活かした福利厚生
・両立しやすい仕事とプライベート

まだまだお伝えしたいことがたくさんあります。私たちに直接聞きに来てください！