対談03/コアパーソン

同期の熟達者たちが語り合う、
中電シーティーアイの過去とこれから。 同期の熟達者たちが語り合う、
中電シーティーアイの過去とこれから。

IT文化の興隆に合わせて、中電シーティーアイを取り巻く環境も大きく変化してきた。ここでは、その渦中で仕事に取り組んできた1999年入社の同期3名が、過去を振り返りながら今後の展望について語り合った。熟達者ならではの視点から導き出された、学生のみなさんへのメッセージも合わせて読んでほしい。

Profile
  • 電力業界を支えてきた
    中電シーティーアイの
    IT技術はハイレベル。
    もちろん、
    今も進化し続けている。
    杉浦 仁之
    グループITサービス部
    グループIT基盤グループ
    ネット構築・保守チームリーダー
    1999年入社
  • さまざまな立場の人が
    やりがいと誇りを持って
    働ける会社。
    だから、
    母親になってからも
    復帰したいと思った。
    竹本 弘美
    インターネットサービス部
    1999年入社
  • IT技術者は、
    技術の追求だけを行うという
    時代ではない。
    折衝相手を納得させる
    コミュニケーション能力が
    重要。
    渡部 玲司
    ビジネスサービス部
    開発第3グループ
    データセンターチームリーダー
    1999年入社

Theme011999年の
入社当時を振り返る

  • 杉浦

    今でこそネット環境は一般家庭でも当たり前の時代になりましたが、私たちが入社した1999年当時は、インターネット普及前夜という時代でしたよね。

  • 渡部

    そんな中で中電シーティーアイは、中部圏のITを支える先進的な活動を早くから続けていましたから、ネットが爆発的に普及する前段階から社内のITインフラ環境が整い、活気を帯びている印象でした。

  • 竹本

    少しずつですけど、インターネットを使ったWeb系システムの案件も増えてきたのを覚えています。私は入社当時は、中部電力ではなく、その関係会社や官公庁向けのクライアントサーバシステムの開発担当でしたから、中部電力グループに属しているという自身の立ち位置を強く意識したことは少なかったかもしれません。

  • 杉浦

    私は竹本さんとは逆に、入社時から中部電力の業務支援に携わっていましたから、中部電力が身近な存在で、自分も電力の安定供給を支える一員であるという考え方でした。

  • 渡部

    私も同じように中部電力関連の仕事に従事していましたが、組織体の大きさに驚く毎日で、自分の仕事の影響力などがまだ実感として得られていなかったですね。

  • 竹本

    まずは日々の仕事を確実に終わらせていくことに必死。ただし、お客さまの業務を理解し、お客さまがシステムを使って何を実現したいかを追求することだけは突き詰めるようにしていました。

  • 杉浦

    吸収すべきことの多さに驚いたりもしましたが、仕事をすればするだけ知識が増えていくことに楽しみを見出したりもしていましたね。

Theme02時代の変化の中で
得られた「気づき」

  • 竹本

    入社して数年が経つと、世間も「IT」や「ネット」と声高に叫ぶようになりました。

  • 渡部

    回線速度も飛躍的に向上するなど、IT環境の構造自体が大きく変化し始めましたね。

  • 杉浦

    新しい技術もどんどん出てきて、その知識の習得にも積極的でした。

  • 渡部

    お客さまもIT分野に親しみを感じるようになってきたため、要求内容に変化が見られるようになり、勉強についても一歩先ゆく技術や業界のトレンドを抽出するなど、かなり自己研鑽を重ねましたよ。

  • 竹本

    IT環境の変化が加速する中で行われた会社の体制変化、つまり2003年の合併についても、私たちにとっては印象深いと思いませんか?

  • 杉浦

    確かに、関わるプロジェクトにおいても組むメンバーの顔ぶれが新鮮になり、それまでにない考え方に触れたり、内製でできることが増えたりと、メリットも多かったですよね。

  • 渡部

    単純に規模が大きくなったことで、組織体で動くというチームワーク感情が社内に一層醸成されたと思いますね。

  • 竹本

    私個人的には、合併後に中部電力の仕事を行うようになって、その結果、Web系システム開発に取り組むようになりました。

  • 渡部

    合併の影響というわけではありませんが、私の個人的な業務変化と言えば、竹本さんとは反対に、中部電力ではなく一般企業への提案活動が増えました。

  • 杉浦

    そうなると、お客さまによっては情報リテラシーというか、ITに対する理解度も異なるので、それまでのような提案活動をしていても受注には結びつきませんよね?

  • 渡部

    その通りです。常識だと感じていたことも今一度見直して、折衝時の話し方や言葉の選び方にも工夫を凝らすようになりました。

  • 竹本

    ここ最近の変化としては、システム構築に対するコストダウン意識の高まりを感じます。組立型サービス基盤がリリースされたことで、中部電力グループの情報化に対する投資額の減少に貢献できるようになりました。今後はオフショア開発を活用し、投資額をさらに抑えるのも一手だと思います。

  • 渡部

    フィールドを広げていくことが重要視されるでしょうね。厳しい言い方をすれば、固定観念にとらわれることなく、未開の地への一歩を踏み出さなければ、未来はない。

  • 杉浦

    電力業界を支え続けてきた中電シーティーアイの技術は実にハイレベルで、今も進化しています。電力システム改革後も競合他社と渡り合えると信じていますし、社員全員がそういう意識を持って業務に取り組んでいると思いますね。

Theme03学生のみなさんへの
メッセージ

  • 杉浦

    これまでの経験を踏まえて話をすれば、自らのスキルにおごることなく、周囲と協力することが本来あるべき仕事の進め方だと思うので、社会人になったら協調することを楽しんでもらいたいですね。

  • 渡部

    IT技術者は、ひたすら技術力を高めていくという時代ではありません。身につけた技術は活かさないと意味がありませんし、上手く活かすためには、仕事で関わるみなさん、特にお客さまへの理解促進が重要になります。相手の目線に立ち、目的意識を持った言動を心がけられるかどうかがカギであり、自身を守るための意識を持ち過ぎると、相手との信頼関係が損なわれることになりかねません。そういう意味では、IT技術者にも高度なコミュニケーション能力が求められると言えます。

  • 竹本

    私はワーキングマザーです。当然ながら母親になると、仕事と育児の両立で毎日が忙しくなります。でも、中電シーティーアイにはママでも働きやすい環境があり、産休明けに復帰し、現在も仕事が継続できています。さまざまな立場の人がやりがいと誇りを持って働ける会社なので、女性のみなさんにもぜひチャレンジしてもらいたいですね。

※本記事の内容および配属先・
所属部署名は取材当時のものです。