育児休職取得者たちの声

Work and childcare

育児休職取得者たちの声

子育て中の社員を支援する制度や環境も整っている中電シーティーアイ。実際、産休・育休から復職し、子育てをしながら仕事に励む社員は多い(育児休職後の復職率・定着率は100%)。そこで、子育て真っ最中の社員に集まってもらい、育児休職制度を利用する際の想いや現在の状況などを語ってもらった。

  • Profile

    入社当初、出産後は退職するつもりだったが、「またこの仕事を楽しみたい」と思って復職を決意。

    山浦 恵

    YAMAURA MEGUMI

    電力NW第1ユニット NWシステム部
    NWシステムグループ
    2006年入社

  • Profile

    仕事だけでなく、育児サポートにも全力を注ぐ。なぜなら、我が子は夫婦二人の子だから。

    石野 佑弥

    ISHINO YUYA

    インフラユニット 基盤システム部
    インフラコンサルティンググループ
    2010年入社

  • Profile

    より効率を考えて仕事に取り組むようになり、チーム内での情報共有にも一層努めている。

    石原 純奈

    ISHIHARA JUNNA

    インフラユニット 基盤システム部
    共通インフラグループ
    2012年入社

産休・育休に入る前

産休・育休への理解が社内に浸透している中電シーティーアイ。

山浦
うちは母が専業主婦で、子どもの頃から「女性は家庭を守る」というイメージを持っていました。だから入社当時は、出産後に仕事を続けるつもりはなかったんです。
石野
でも今は、まったく真逆のスタイルで頑張っていらっしゃいますよね。
石原
私は結婚・出産後も働きたいと思っていました。何人もの先輩社員が産休・育休を取得したのを見てきたので、自分が実際に取得する時は「申請しにくいな」と思うことはなかったです。
山浦
産休・育休への理解は、社内にずいぶん浸透していますよね。
石野
私も取得しましたが、自分が育休に入るとは夢にも思っていませんでした。ただ、家庭の都合でどうしても取らないといけなくなって踏み切ったんです。男性の取得実績も過去にあるという話は聞いたことがありましたから。
石原
申請した時、周囲はどんな反応でした?
石野
上司に伝えたらすんなりOKが出て、拍子抜けというか、びっくりというか(笑)。
山浦
私は妊娠の報告をした時に「おめでとう」と祝福していただきました。
石原
私も、上司・先輩・同僚などみんなからご理解いただけて、産休前まで無理なく仕事ができました。
山浦
当時私は開発を担当していて、ちょうど繁忙期でした。残って仕事をし始めたら、上司が「早く帰りなさい」と、みんなより先に帰してくださって。体調を気遣ってくださったうえでの配慮がうれしかったです。でも、同僚には「申し訳ないな」という気持ちもありました。
石野
安定期に入るまでは安心できませんから、そこは申し訳ないと思わなくても大丈夫だと思いますよ。
石原
私は「残っている有給休暇を産休・育休と合わせて、早めに休暇に入ってもいい」とも言われました。「無理しないで」という優しさをみなさんから感じましたね。

育児休職中の想い

子どもの成長にしっかり寄り添えることが何よりありがたい。

石野
いよいよ休みに入る時は引き継ぎで苦労するかと思いましたが、メンバーは私の仕事を把握していたのでとてもスムーズにいきました。チーム体制で取り組むことのメリットを改めて感じました。
山浦
同感です。開発中のシステムはメンバーが全容をわかっているので、私の担当分を引き継ぐ時は、進捗と注意事項を伝えたくらいでした。
石原
山浦さんと同じく、当時は私も開発を行っていましたが、大規模システムではなかった分、キリをつけやすかったです。ただ、引き継いでいただくメンバーには上手く対応していただけるよう、メモを残しました。
石野
休職中、仕事のことが気になるかなとは思ったんですが、初めての育児でそれどころではなかったというのが本音。予期せぬ出来事や困りごとが多かったです。私の場合は8週間の育休で、子どもを連れて外出できるまでは集中的にサポートに尽くしました。
石原
うちは当時、夫が単身赴任中だったので親を頼りました。実家で過ごすことが多かったので、気持ちも楽。だから会社に連絡を取り、仕事の話を聞くこともありました。また、子どもを連れて会社に行って直接状況を知ったり、復職について話したり。振り返ると、子どもの成長にしっかり寄り添えたので、産休・育休制度は本当にありがたかったです。
山浦
石原さんが言うように、子どもの成長を母として真横で見守れることは貴重な経験だったと思います。ただ、長く一緒にいたせいか、復職して最初の頃は、出勤前に子どもを保育園に預ける時、別れ際に親子ともに涙を流していました。今は元気に「行ってらっしゃい!」と言えるようになりましたし、仕事が「自分だけの時間」のようにも感じられますから、良い意味で気持ちの切り替えができ、毎日が充実しています。

復職後の仕事スタイル

育児と両立しながら、仕事でさらにスキルアップをめざす。

石原
ところで、山浦さんはなぜ復職したいと思われたんですか?入社当初は、出産後は退職するつもりだったんですよね?
山浦
入社後、社内で先輩ママが頑張っている姿に感銘を受けたんです。働くママをサポートするための時短勤務制度もあるなら、それを利用してみようとも思いました。それに、仕事がどんどん楽しくなってきたので、「また楽しさを感じたい」と思ったのも復職を決意した理由のひとつです。
石野
私は復職した時、離れていた分の遅れをどう取り戻すか、現状についていけるか不安でした。
山浦
私の場合は、復職後に開発から保守に業務が変わったので、新入社員のようなまっさらな心境でした。保守としての仕事の進め方も、育児との両立もイチから考えればいい。良い意味での割り切りというか、覚悟の気持ちが芽生えて、不安はすぐに払拭できたんです。
石野
確かに覚悟は必要でしたね。そのせいか、私も想像よりは早く順応できた気がします。
石原
復職後は、保育園から呼び出しが入って仕事を抜けないといけなかったり、子どもが熱を出して急に休まないといけないこともあります。だから、復職前より効率を考えて仕事に取り組むようになり、チーム内での情報共有にも一層努めています。
石野
私は通常勤務なので、お二人よりも仕事に割ける時間は多いですが、テキパキと進めて定時に退社しています。幸い、取りかかっているシステムの開発がまだ初期段階。仕事が立て込むフェーズは少し先なので、家事に協力する時間もつくりやすいですね。
山浦
時短勤務は確かにありがたいんですが、自分だけ早く帰るのでみんなの状況を把握しにくく、復職直後は少し悩みました。でも、まわりが助けてくださるから、今日まで順調に仕事ができています。もう一度この仕事の楽しさを味わえてうれしいです。チャンスがあれば、また開発に関わりたいですね。
石原
私の仕事ではプログラミングも行うので、今後は新しい言語を身につけたいです。今は勉強する時間を捻出するのが難しいですが、諦めません。日進月歩の世界と言われるIT業界に身を置いているので、スキルアップにはどんどん励みたいです。
石野
復職して、今は以前と同じ感覚を取り戻せたので、日中は仕事に集中しています。でもこれからも、仕事だけにパワーを注ぐのではなく、育児も同じくらい頑張ります。我が子は夫婦二人の子ですからね。

  • 山浦の一日のスケジュール

    09:00
    業務開始。メールとスケジュールの確認
    09:15
    担当システムの保守作業(設計・リリース準備など)
    11:00
    チームミーティング(週1回実施)
    12:00
    昼食
    13:00
    担当システムの保守作業(他メンバーの進捗確認と成果物の確認など)
    15:50
    退社(時短勤務)
  • 石野の一日のスケジュール

    08:30
    業務開始。メールの確認と返信
    08:45
    一日のスケジュールの確認と整理
    09:00
    担当業務に関わる作業(プログラム製造・テスト・書類作成)
    12:00
    昼食
    13:00
    打ち合わせに提示する資料のチェックと印刷
    13:30
    打ち合わせ
    16:00
    担当業務に関わる作業(プログラム製造・テスト・書類作成)
    17:00
    メールの確認と返信。明日以降のスケジュールの確認と修正
    17:20
    退社
  • 石原の一日のスケジュール

    09:30
    業務開始。メールの確認と返信、一日のスケジュールの確認
    10:00
    担当機能に関する作業(設計・プログラム製造・テスト)
    12:00
    昼食
    13:00
    担当機能に関する作業(設計・プログラム製造・テスト)
    16:00
    進捗とメール、翌日のスケジュールを確認
    16:20
    退社(時短勤務)

※本記事の内容および配属先・所属部署名は取材当時のものです。

世の中のために手を尽くす。

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