
プレーイングマネージャーとして常に貪欲だった。
もちろん、今も描いているビジョンがあり、
まだまだ自分は変われると強く信じている。
- 多治見 茂顕 TAJIMI SHIGEAKI
- 所長/1991年入社
ITソリューション事業部 クラウドセンタ―
ITソリューション事業部に所属する多治見は、入社年次を経て管理業務を全うしながらも、
現場主義を貫き、若手と一緒になってプレーヤーとしても長く活躍してきた。
その中では、達成感を味わうと同時に苦悩の場面にも遭遇。
悩みながらも果敢に道を切り開いてきた過去と現在の心境を紐解く。
プレーイングマネージャーとして常に貪欲だった。
もちろん、今も描いているビジョンがあり、
まだまだ自分は変われると強く信じている。
長年プレーイングマネージャーとして活躍し続けてきましたが、マネージメント業務に専念することにしました。
これは、これからの中電シーティーアイを思っての決断であり、
今後は電力システム改革に伴う新たな体制づくりに尽力していきたいと思います。
若手と言っても、仕事をともに進める外部メーカーのエンジニアとはできる限り対等に渡り合わなければなりません。時には百戦錬磨のエンジニアが打ち合わせの場にやって来ることもありますので、まずは会社と業務にいち早く慣れ、知識を積むことが最優先だと考えました。何事に対しても誠実に向き合うという気持ちを抱いて仕事に取り組み続けた結果、仕事で関わった諸先輩や外部のみなさんから基礎を身につけたと認めていただけたことは、当時の良い思い出です。
2年がかりのビッグプロジェクトのマネージャーを初めて経験。複数のメーカー間の調整や役割の振り分けを担当するほか、次々に発生する課題に対しての対応にもあたりました。いずれもスピーディーな決断が求められる中で、時には選択肢の多さに迷いも生じるなど、まとめ役としては圧倒的な力不足を痛感。しかしその反面、当時の先端IT技術を目のあたりにし、知見の深まりを感じられ、今後の会社人生にとってプラスとなる糧を得ることもできました。
まだまだIT知識を吸収したいと貪欲な姿勢を貫いており、マネージャーに就きながら自身もプレーヤーとして大規模なプロジェクトに加わりました。二足のわらじを履いて臨んだわけですが、結果として負荷によるミスも発生するなど、プロジェクト完遂までの道のりは険しかったです。その中で任務を完了できたことは大きな自信となったと同時に、マネージャーとして全体を俯瞰の視点で見渡す能力をもっと磨くべきだと新たな課題も発掘されました。
電力自由化の時代が到来するとともに、業界では競争が激化しています。中部電力は競争力強化のための施策を打ち出し、それに伴って中電シーティーアイでもプロジェクトが立ち上がっています。私自身はプレーヤーの肩書きを外し、マネージメント業務に専念。後進を育成するとともに組織を変革させるための前向きな決断です。私たちは今、岐路に立っています。これまでと同じスタンスではなく、海外にも目を向けた活動を推進し、新生・中電シーティーアイとして大きな一歩を踏み出す時だと感じています。
これまでは国内の電力業界を支えてきましたが、今後は海外も含めた幅広いフィールドを舞台にITシステムの構築と運用に精力的にチャレンジします。そのために私自身をはじめ、若い世代の意識を変えていきます。今以上に世の中のために手を尽くすことができる、役に立てると確信しています。
※本記事の内容および配属先・所属部署名は取材当時のものです。