中電シーティーアイの
数理解析
エンジニアとは
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- 内藤
解析エンジニアリング部では、一般企業や地方自治体などさまざまな業界のお客さまから依頼を受け、数理解析エンジニアが解析に関連する業務を行っています。解析とは、コンピュータの計算技術を活用し、さまざまな物理現象をPC上で予測する技術。端的に言うとこうなりますよね。
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- 西川
解析から得られた数値結果をお客さまに納めるサービスと、数値解析を行うためのオリジナルシステムの開発という2点が、私たちの事業の大きな柱となっています。
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- 内藤
大西さんは構造解析の担当ですよね?
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- 大西
そうです。西川さんと同じように、数値結果をお客さまに納めるサービスを手がけています。お客さまは自動車部品メーカーで、主に設計段階の自動車部品の実使用状態を評価し、動作や強度を確認しています。構造解析を行えば、実車試験前では抽出できなかった不具合を事前に予測できますから、開発の早い段階で設計修正が可能となり、最適な形状を短期間で導き出すことができます。高品質かつ低コスト、そして短納期な製品開発が実現できるというわけです。
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- 内藤
私は、気象や海洋といった環境分野の数値解析や、数値シミュレーションを用いたシステム開発に携わっています。例えば海洋分野では、自治体を通じて漁業関係者向けに解析システムを提供。風や大気の熱によって変化する海洋環境を生態系も含めてシステムで解析したうえで、水温や塩分濃度、海中の酸素濃度などのシミュレーション結果を漁業者に支援情報として提供し、活用してもらっています。
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- 西川
私は原子力解析の担当です。原子力発電所の廃炉・解体に関してはあらゆる設備や機器を処分する必要があり、その際、放射性物質がどれだけ付着しているかで処分方法が大きく異なってきます。そこで、付着度合いを事前解析によって検討し、お客さまが適切な処分方法を選択できるようにしています。原子力分野でのシステム構築が数多くある中で、近年は、こうした解析に特化したシステムが増えてきていますね。
