対談05/マネージャー

グループを牽引する2人のリーダーが抱く
マネジメント論とは? グループを牽引する2人のリーダーが抱く
マネジメント論とは?

中電シーティーアイが推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)と、提供するITシステムやサービスを基盤から支えるインフラ部門を率いる部長2名に、若手時代の振り返りや、マネージャーとして若いメンバーに伝えていること、さらなる飛躍を見据えた取り組みなどを一対一で語ってもらった。

Profile
  • DX

    経験に基づいて自ら考え、
    顧客の立場を考えて
    提案・行動できるチームを
    作っていきたい。

    板谷 圭
    デジタルユニット
    デジタルビジネス部 部長
    1991年入社
  • インフラ

    仕事に役立つ個性と、
    そうでない個性がある。
    役立つ個性を
    しっかりと
    伸ばしていきたい。

    定 雅博
    インフラユニット 基盤システム部 部長
    1994年入社

Theme01若手時代の
目標や使命感

  • ずいぶん昔のことなので記憶があいまいですが(笑)。

  • 板谷

    私が若手の頃は、使命というよりは、先輩やお客さまに言われたことをしっかりやることを大事にしていました。

  • 目の前の仕事を着実にこなすことは大切ですよね。私はインフラを担当してきたんですが、これまで外部に委託してきたことを内製化するなど、自分のスキルを高めたいという気持ちが強かったように思います。先輩たちに追いつき、追い越したいという想いで取り組んでいました。

  • 板谷

    明確な使命感を持ったのは、30歳くらい。開発プロジェクトの管理を初めて任されて、その現場でマネジメントのスキルが重要なんだと改めて気づきました。

  • 私の転換期は入社して4年目くらい。それまでは通信関連のグループでのんびりしていたんですが、ネットワーク監視システムのプロジェクトにアサインされて、インフラの仕事に携わるようになりました。そういえば・・・当時は今より残業が多かったんですが、納品物の大量印刷のためだけに徹夜した時もありました(笑)。

  • 板谷

    今はデータで納品できるから便利ですよね。デジタルユニットではペーパーレス化が進み、印刷が必要な書類はほとんどなくなりました。机もフリーアドレスで日替わりになったので、自分の荷物は個人用ロッカーだけなのでダンボール1つに収まるくらいですよ。

  • フリーアドレスの導入やペーパーレス化は部署によってバラツキがありますが、デジタルユニットが先行して事例を作ってくれるので心強いですね!

Theme02マネージャーとして
チームに伝えていること

  • チームとして総合力を発揮するためには、みんなが同じ目的、同じ方向に進んでいく必要があります。しかし、それぞれが培ってきたものも文化も違うので、意見の対立が起こることがあります。そんな時は、時間が許す限りとことん議論することにしています。互いの意見をしっかりと吐き出すことで、最後には不思議と方向性がまとまります。

  • 板谷

    私は、中部電力が分社化して新しい取り組みが加速しているので、その流れに臨機応変に対応することの重要性を伝えています。私たちは変化に備えて情報を収集しながら、日々出てくる技術を知識として身につけ、活かしていく必要があります。上司や先輩に言われたことだけをするのではなく自分から働きかける必要性もあるため、若手であっても自分の意見を必ず言うように指導しています。

  • 自分で考えて行動することは大事ですよね。私は最初の説明はしっかり行いますが、その後は細かなところまでは管理せずに任せるようにしています。そうすることで自分で考えるシーンが増えますし、責任感も増すと考えています。

  • 板谷

    高いレベルの仕事を任せて、責任を持ってチャレンジしてもらう。チームのメンバーがぐんぐん成長していく姿を見ると、私もうれしくなります。

Theme03さらなる飛躍のために
継承していくこと、
改革すべきこと

  • 電力事業に関連するシステムには細かな指示や厳しい要求も多いんですが、私たちは長年それに応え、サービスレベルの高い仕事をしてきたという自負があります。業界内では「中電品質」とも呼ばれています。これから多種多様なサービス展開をしていきたいと考えていますが、その高いレベルをこれからも維持して、必要とするお客さまには提供していきたいですね。

  • 板谷

    電力業界の特殊な業務を理解して、若手にもしっかりと継承していく必要がありますよね。一方で、世の中の技術も日進月歩で進んでいきますので、お客さまの利益につながる新たな提案をどんどん行っていくべきですね。

  • 改革という部分では、グループ会社ならではの甘え体質は変えていくべきだと考えています。中部電力が分社化したことで、これまで当社に来ていた仕事が他のベンダーに取られるといったことも今後は起こると思います。危機感を持って仕事に取り組むことが必要です。

  • 板谷

    そのあたりも含めて「CTI改革」が進んでいますよね。例えば、これまでプログラミングをしていた人が設計やプロジェクトマネジメントを担当したり、設計をしていた人がコンサルティングを行ったりと、より上流の仕事にチャレンジする雰囲気ができています。

  • 会社の中の“業務の構造改革”がどんどん進んでいますよね。

Theme03学生のみなさんへの
メッセージ

  • 当社はこれまで、中部電力のグループ会社として電力を売るために必要なITシステムをメインに手がけてきましたが、今後は領域を広げてさまざまなことに取り組んでいきます。近い将来は「IT関連の業務はすべて対応しています!」という会社になると思うので、ITが好きな方にとっては活躍の舞台がさらに広がっていくと思います。

  • 板谷

    デジタルユニットでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めていく中でデータ分析やアジャイル開発などにも取り組んでいます。

  • インフラユニットでは、セキュリティーやネットワーク、クラウドや認証系、そしてデータ連携など、やる気次第で新しいことがどんどん学べます。最近ではSAPシステムにも力を入れています。今のうちに力をつければ、新たなチャンスも増えていきます。

  • 板谷

    世の中が変わり、電力業界が変わり、会社が変わっていく中で、さまざまなアイテムやプロジェクトが出てくると思います。ITを駆使してチャレンジしたい方にとっては、ちょうどいい時期ですよね。

※本記事の内容および配属先・
所属部署名は取材当時のものです。