理系出身女性エンジニア座談会

リケジョの好奇心をくすぐる
仕事と環境が、ここにはあります。 リケジョの好奇心をくすぐる
仕事と環境が、ここにはあります。

システムインテグレーターである中電シーティーアイでは、理系学部出身の女性、いわゆる“リケジョ”が活躍中。その先輩リケジョたちは、なぜこの会社を選んだのでしょう。そして現在、どんな仕事を楽しんでいるのでしょう。それぞれの答えとともに、気になる職場環境などについても本音を打ち明けてくれました。

Profile
  • 岡山 ひろみ
    ビジネスユニット
    テクノロジー・コラボレーション部
    気象・環境グループ
    2017年入社
    理学部 地球科学科 卒
  • 鈴木 侑花
    総括ユニット 営業推進部
    ユーザーサポートグループ
    2015年入社
    理工学部 情報工学科 卒
  • 岡本 綾乃
    インフラユニット
    プラットフォームセンター
    クラウド構築グループ
    2014年入社
    情報理工学部
    情報システム数理学科 卒
  • 半田 成美
    電力PGユニット PGシステム部
    2015年入社
    情報理工学部
    情報システム数理学科 卒

Theme01入社の決め手

「この先輩と働きたい」
と思える、
人柄自慢の会社です。
  • 半田

    就職活動では、志望する企業で働く先輩方と会う機会がありますよね。私は、中電シーティーアイの先輩社員の人あたりの良さに、すごく驚きました。何でも気軽に質問することができて、対話が楽しかったです。だから、決め手は“人”でした。

  • 鈴木

    私は、就活生がグループに分かれて、それぞれが先輩社員と話す場に参加させていただきましたが、どのグループからも笑い声が聞こえてきました。これって、半田さんが感じたことと同じで、人あたりの良さがどの学生にも伝わったからだと思います。

  • 岡本

    ふたりに続いて私も同意見です。先輩社員と話をさせていただいたとき、とにかく楽しかった。「こんな先輩方と一緒に働きたい」と素直に思え、自分が先輩方と一緒に働く姿をイメージすることもできたんです。

  • 岡山

    私は学生時代に気象について学んできて、そこで得た知識を活かせる仕事に就きたいと思っていました。中電シーティーアイが提供する気象情報サービスは、電力をはじめ多くの業界で活用されていて、仕事の成果が社会のためになることに魅力を感じて志望しました。また、電力会社のグループということで、福利厚生の充実ぶりにも惹かれました。

  • 半田

    長く働き続けることを念頭に置いていたので、岡山さん同様、福利厚生についてはどの企業についても内容を吟味しました。私も中電シーティーアイは「手厚いっ」て思いましたよ。

  • 岡山

    産休や育休の内容、残業のことも気になりませんでしたか?

  • 鈴木

    もちろん、気になりました。

  • 岡本

    取得率や残業時間などの数字情報は事前に収集できましたが、「実際は?」を知りたかったんです。女性の先輩社員に尋ねてみると、「各制度は活用されている」という答えが返ってきたので、ひと安心。

  • 鈴木

    一歩踏み込んだ話も、みなさんの人あたりが良いから聞きやすいんですよね。そういえば、中電シーティーアイの選考過程で出会った先輩社員は、毎回違う人でした。他社に比べてかなりの人数と会った気がします。

  • 岡山

    自分の年齢に近い方とたくさん話せたことは、好印象でした。学生って、会社のリアルが想像しづらいぶん、説明会に参加した時は、どうしてもリアルに近い情報を求めるじゃないですか。

  • 半田

    その点、人柄の良い若い先輩が同席してくださると、学生としては安心できて、欲しい情報が引き出しやすくなる。結果的に会社のリアルを感じられるんですよね。私、オフィスでの服装や髪型のことも聞いてしまいました。

  • 岡本

    女子としては知っておきたい情報ですよ。

  • 鈴木

    先輩社員の人あたりの良さと、女性にとって働きやすい環境と制度が整っていたことが、決め手としてみんな共通のようですね。

Theme02現在の仕事

電力会社の運営を支える
システムづくりに力を注ぐ。
  • 岡本

    ITシステムはアプリケーションとインフラから成り立っている中で、私の担当業務は、インフラに関する要件定義(企画)・構築・保守になります。インフラはITシステム全体を動かすための土台。具体的に行うことは、お客さまの業務内容に合わせて、どの程度の規模のインフラをいくらの予算で整備するかを考えて決定。その後、必要となるハードウエアをそろえ、ソフトウェアをインストール。テストを経て、実際にシステムの運用が始まったら、障害の対応をはじめとする保守業務に移行します。

  • 半田

    私は、入社1年目が岡本さんと同じ部署でした。その後異動し、現在は電力取引に関するシステムの保守を任されています。お客さまである電力会社からは、現行のシステムに対する機能改修のご要望をいただく機会が度々あり、その都度どのような改修を施したいのかを細かくヒアリング。次にどのように改修するかの道筋を立てて、プログラミングとテストを行い、改修を終えるという流れです。

  • 鈴木

    私の主な仕事は、お客さまがノンプログラミングシステムを構築する際のサポートです。ノンプログラミングとは、その名の通り、プログラミングが不要であることを意味していて、さまざまな設定を行うことで用件を満たしたシステムをつくることができます。サポートの依頼をくださるのは、電力会社の総務や経理・法務部門など、情報業務を専門外とする方々。ですから、ノンプログラミングでシステムが構築できるとはいえ、「どのように設定を進めればいいのか」という問い合わせを多く受けます。そこで、私がお客さまのもとに出向き、疑問を解消するためのアドバイスをさせていただくのです。

  • 岡本

    岡山さんは気象サーバーの開発に関わっているということで、どんなシステムなのか興味があります。ぜひ教えてください。

  • 岡山

    わかりました。まず、私はいつくか業務を担当させてもらっており、中でも比重が大きいのは、気象サーバーと関連業務アプリの開発・改修です。電力会社は発電を行って電気を社会に供給していますが、一体どれだけの量を発電すればいいのか、その判断を下すうえで日射量を参考にされます。

  • 鈴木

    なぜですか?

  • 岡山

    最近は太陽光発電システムを取り付ける家庭が増え、晴天時は各家庭が自家発電し、家で使う電気を賄いますよね。となると、電力会社としては、過剰に発電して電気を供給する必要がありません。逆に曇天や雨天であれば、自家発電能力が落ちるので、電力会社が発電した電気が必要とされます。つまり、1日の日射量によって、電気の需要に変動が起きるわけです。当然、電力会社としては電気をつくり過ぎないようにしたいと考えます。そこで、私たちが手がけた気象サーバーが日射量の予測値から太陽光発電量を算出。電力会社はその情報をもとに、無駄を抑えた発電を行うという仕組みです。

  • 半田

    同じ会社でも、気象情報サービスは未知の領域です。

  • 岡山

    ほかには、公的研究機関向けの航空機の安全飛行を手助けするための風向・風速予測システムの開発と、竜巻などの探知・追跡システムの開発にも取り組んでいます。

  • 半田

    みなさん担当業務は違いますが、全員、電力会社の運営を支えるシステムづくりに力を注いでいることは間違いないですね。

Theme03仕事のやりがい

電力の安定供給は、
社会の日常を守ることに
つながります。
  • 半田

    私は、電力取引という電力会社の重要な業務で使われるITシステムの安定稼働のために、持てる力を発揮することを心がけています。当然責任の大きさも痛感しますが、自分の仕事が電力の安定供給に役立っていることが感じられるので、誇りを持てますね。

  • 岡山

    電力を安定的に供給させることは、社会の日常を守ることにもつながると思います。

  • 岡本

    仕事でさまざまなインフラ構築に携わる度に、新しい知識を身につけるのですが、それが次のインフラ構築でしっかり活用できるんです。過去の経験が次の実績に結びつくからこそ、いつも、目の前の仕事に対するモチベーションも上がります。

  • 鈴木

    私の場合、情報業務を専門外とする方々との折衝が多く、困りごとを一緒に考え解決すると、みなさんとても喜んでくださいます。喜んでくださる方々の笑顔を見られるのは、ユーザーサポートならではの醍醐味。毎回「ありがとう」とお礼を言ってくださいますが、この言葉こそが日々の原動力です。

  • 岡山

    私は気象情報サービスを提供している立場なので、常に気象に関する情報を集めていて、大学で学びきれなかったことを仕事で吸収している感覚です。知らなかった気象現象について詳しくなっていくと、ますます気象への関心は高まります。自分の知識レベルが上がった時に仕事の楽しさを感じていますので、岡本さんに近い意見かもしれません。また、気象への関心が高まるにつれて、防災についても考えるようになりました。もっと多くの分野の知識を深めて、頼られる存在になれれば、さらに仕事への意欲も増すと思います。

  • 鈴木

    仕事って毎日の出来事だから、楽しみややりがいを見出せるのは幸せです。

  • 半田

    仕事にやりがいや誇りが感じられるかどうかも、会社選びの参考材料になりそうですね。

Theme04キャリアアップ

自分たちの実力が評価され、
より高度な仕事に
出会えます。
  • 鈴木

    私は異動を3回経験しましたが、いずれの部署でもシステムのユーザーと接する機会に恵まれました。最初の部署の経験はふたつ目の部署で活かされ、ふたつ目の部署での経験は、その次の部署で活かされています。特にふたつ目の部署では、最初の部署でユーザーの声をたくさん聞いてきた経験があることから、システム改修のメンバーに選んでいただき、ユーザーの立場からの意見を求められました。

  • 半田

    異動すると、「イチから仕事を覚え直さないといけない」と思う学生さんもいらっしゃるかもしれませんが、過去はきちんと活かされるんですよね。

  • 鈴木

    現在のユーザーサポート業務は主担当として立ち回っていますので、今までの経験は一つも無駄になっていないと実感しています。

  • 岡山

    私は、大学では気象分野の勉強が中心だったので、ITシステムの知識は入社した時点で乏しかったんです。そこでまずは基本的なプログミング言語の習得から始まり、次に軽度なシステム改修にプログラマとして参加。徐々にプログラマ業務の仕事量が増えて慣れてくると、言語を打ち込むスピードと精度も上がりました。気づけば今は、業務アプリケーションの開発担当者として、先輩と同等、時にはそれ以上の仕事をいただいています。

  • 鈴木

    岡山さんは、さらに風向・風速予測システムや竜巻などの探知・追跡システムの開発メンバーになっているからすごいですね。

  • 岡山

    ありがとうございます。竜巻などの探知・追跡システムは、公的研究機関と連携して進める仕事なので、背筋が伸びる思いです。

  • 半田

    ますますすごい!

  • 岡本

    私は入社1年目からインフラ構築の主担当を任されました。正直自信はありませんでしたが、その経験からインフラエンジニアの楽しさを知ることができました。それ以降、「もっとお客さまにインフラの選択肢を提案できるように」とやる気が芽生え、新しい技術の習得や既存知識の強化をめざし、情報収集ができるサミットや研修に参加するようになりました。自己成長することでメンバーと知識を共有でき、部外の方からも頼られます。

  • 半田

    実は私も、早いうちからシステムの主担当を経験しているんです。岡本さんと一緒で不安からのスタートでしたが、それ以上に達成感と楽しさを味わえたので、次第に「仕事をもっとがんばりたい」と前を向くことができました。そして、学ぶ意欲もわき、今後は提案力に磨きをかけて、お客さまからの信頼をより強固にしていきたいです。

  • 岡本

    改めて振り返ってみると、みなさんの業務遂行能力は着実に上がっていますよね。

  • 岡山

    その点を会社が評価してくれたからこそ、より高度な仕事に携わることができるようになってきたんだと思います。

Theme03働く環境・制度

ワーキングママへの理解は、
すっかり定着しています。
  • 岡山

    私が入社した後、産休と育休を経験した先輩から「プライベートを優先してほしい」と言われたのは、すごく印象的でした。その先輩は今も子育ての真っ最中。お子さんの体調が悪い時などは、きちんと休暇を取られています。

  • 半田

    ワーキングママへの理解は、社内ですっかり定着していますよね。時短勤務制度も活用されていますし。

  • 岡本

    最初は、休暇を取得した時、自分の仕事はどうなるんだろうと思いましたが、カバー体制が整えられているため、仕事が大きく停滞する心配もありませんでした。

  • 鈴木

    子育てに関する休暇だけでなく、通常の有給休暇の取得にも周囲が積極的なので、自分も利用しやすいです。

  • 半田

    有給休暇は年間20日の支給で、月1〜2日くらいは取得できますね。週末とつなげて連休にする方もいらっしゃいますし。

  • 鈴木

    私は有給休暇を一度に数日使って、毎年長めの休みを楽しみます。

  • 岡山

    1週間くらい休んで旅行に行かれる方も珍しくないですね。学生時代の頃は「社会に出るとプライベートが制限される」というイメージがありましたけど、実際はそうでもないような気がします。

  • 岡本

    私の部署ではリモートワークが推進されて、週2回ほど在宅で仕事をしています。在宅の日は通勤に時間がかからないぶん、プライベートの時間がより有効活用できるようになりました。今後もリモートワークは継続していくそうで、そのためのフロアリニューアルも始まっているんです。

  • 鈴木

    平日に有効活用できる時間が増えるのはいいですね。

  • 半田

    私は、フレックス制度を活用し、残業をする時もありますが、そのぶん余裕のある日は仕事を早く切り上げて、退勤後にプライベートの時間を取れるようにしています。

  • 岡本

    働きやすい制度については、入社前に先輩がおっしゃっていたようにきちんと整っていたので、入社後にギャップを感じることはなかったですね。

  • 岡山

    あと、先輩の人あたりの良さもギャップを感じませんでした。話しかけやすくて、わからないことをいろいろ解決していただけて。

  • 鈴木

    1年目の時、生活面の相談に乗ってくださる指導員の先輩にすごく助けられました。同姓で年も近く遊びに連れて行ってもらうことも多かったです。

  • 岡山

    実は私は今、指導員を担当しているんです。自分も指導員の先輩にはお世話になりましたから、後輩をちゃんとフォローしてあげたいって思います。

  • 半田

    今の岡山さんの言葉を聞いて、人を思う姿勢がきちんと次の世代に受け継がれているって、安心しました。

就活生のみなさん(リケジョ)へ
メッセージ
中電シーティーアイには、数学・物理・土木・気象・天文など、情報系以外の理系分野で学ばれてきた方が数多く在籍し、みなさん活躍されています。ですから、情報系を学んでおくことが採用の絶対条件になるわけではありません。また、中電シーティーアイの任務は、電力の安定供給を常に実現させること。そのために多様な任務が課せられており、部署もチームも豊富です。理系分野の学びで培った経験が活かせる職場に、きっと出会えるでしょう。
女性のみなさんは、ライフステージの変化による勤務の継続性についても、不安を抱えていることと思います。でも、この座談会から、やりがいを感じながら長く働ける職場であることがご理解いただけたのではないでしょうか。もしまだ不安が残るようでしたら、ぜひ先輩社員に直接尋ねてみてください。安心する答えが、すっと返ってきますから。

※本記事の内容および配属先・所属部署名は取材当時のものです。