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クルマの構造解析エンジニアが何故ITに?

当社で働くまではソフトウェア開発とは無縁の人生でした。前職では自動車メーカーで部品の製造工程に関するCAEを担当。そんな私がなぜ、中電シーティーアイに転職したのか?についてお話します。
漠然と「心機一転、新しい仕事に就きたい」と転職を考えていた折、転職エージェントの方から紹介を受けたのが当社でした。紹介を受けた時は「なぜIT経験のない私に声がかかるのだろう?」と疑問でしたが、私のCAE技術やメーカーでの実務経験を欲しがっていると聞いて合点がいきました。
興味を持ち、早速面接を受けてみたところ、面接官の部長から「今後は外部企業にもどんどんアプローチを仕掛けていきたい。当社の未来にぜひあなたの経験を役立ててほしい」という言葉をかけてもらいました。確かに近年は工場の自動化など、製造業のDX化が盛んです。そういった新規顧客に仕掛けていくため、私の経験が必要になるということが分かりました。勤務先が生活圏から近くなることで私生活の面でも便利でしたし、未知の世界に飛び込むのも面白そうだと思いました。そこで、この機会に思い切ってチャレンジしてみるか、と転職を決めました。

多様な技術でさまざまな企業の困りごとを解決
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多様な技術でさまざまな企業の困りごとを解決

現在はデータサイエンス部の構造・耐震グループで、CAEによる構造解析を担当しています。様々な案件がありますが、例えば工場内で稼働する設備の強度を解析・評価し、設計や予兆保全に資する役割といえばイメージがつくでしょうか。中部電力が持つ発電所の建屋や各種設備の評価業務を担当しています。それ以外にも、中部電力グループ以外のメーカーさんが顧客になることも多く、既製品の不具合対策なども行っています。
実際に稼動している機器を扱いますので、お客さま先の工場に出張することもしばしば。例えば「装置に不具合が発生した。原因究明に力を貸してほしい」という依頼に、不具合が起きている箇所を探し、主要因は熱なのか振動なのか。自分の五感とCAEを駆使しながら、その謎を解き明かしていきます。お客さまから「そうだったのか、助かったよ、ありがとう」とおっしゃっていただけるのが、この仕事のやりがいの一つです。前職では一人コツコツと進める作業が多かったので、直接お客さまと相対しながら仕事ができるのは大きなやりがいにつながります。解析する構造物や物理現象は多種多様ですし、楽しみながら働いています。

高いモチベーションでITスキルも習得
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高いモチベーションでITスキルも習得

「ちょっと困り事があるんだけど」と相談いただき、直接お客さまとやり取りして解決策を模索しながら提案していく。当然イレギュラーの案件もあるのですが、どのような形で着地させ、お客さまと自社の利益を生み出していくかは、各担当エンジニア次第です。各案件の目的が明確であること、納品時にお客さまの反応をダイレクトに感じられること。この二つがあるだけで、仕事のモチベーションはぐんと上がります。
転職してから使えるCAEツールの幅も広がりましたし、業務効率化のために少しずつですがPythonを習得し活用しています。当社は社員教育に力を入れていて、様々な研修サービスを受けられますし、私の周りには様々な知識と技術を持った方がたくさんいて、質問をすると丁寧に答えてくれます。事前に聞いていた通り、働きながらITスキルを身につけられる環境です。
正直、転職には不安もありました。しかし、当社に転職してから、これまで以上に仕事・プライベートともに充実していますので、今は胸を張って当社に転職して良かったと言えますね。