システム開発って
どんなお仕事?
“IT”ってどんなイメージ?
ITって「パソコンの中にあるもの」って思ってない?実はね、ITは暮らしのあちこちにあるんだよ。みんなの家や、いつも行くお店、学校、電車、病院、工場など、いろんな場所で活躍しているんだ。
たとえば電車。時間どおりに電車を運行できる仕組みにITが関わっているよ。「電車は今どこを走っているかな」「どれくらいの速さで走っているのかな」といった情報をネットワークでチェックして、遅れそうなときは、走るスピードや駅に停まる時間を調整して、できるだけ時刻表どおりに運行できるようにしているんだ。
病院でもITは欠かせないよ。 診察や薬の記録、レントゲンの画像など、患者さんのいろいろな情報をITでまとめて、お医者さんや看護師さんがすぐに必要な情報を見られるようになっているんだよ。だから安心して治療を受けられるんだね。
もちろん、みんながふだんスマホやパソコンで見ているWebサイトや動画サイトも、全部ITの力で動いているよ。
ITはいろいろなことに活用できるから、新しい使い方がどんどん生まれているんだ。こんなふうに、ITを使って便利な機能や仕組みをつくることを「システム開発」っていうんだよ。
“システム”ってどうやってつくるの?
システムは、ポンっとすぐにつくれるわけじゃないんだ。「 企画→設計→コーディング→テスト→運用」という流れで進んでいくんだよ。どの工程も、なくちゃ困る大事な作業なんだ。
まずは「企画」。たとえば「服が買えるWebサイトをつくろう」といったように、どんなシステムをつくるかを決めるよ。次は「設計」。考えた企画に合わせて、システムの設計図をつくるんだ。「服を選ぶボタンをWebページのどこに置くか」「ボタンを押したらどう動くか」といったことを決めて、設計図にまとめていくんだよ。
設計図ができたら、いよいよシステムをつくっていくよ。コンピュータを動かすための特別な言葉(プログラミング言語)を使って、システムを組み立てるんだ。このことを「コーディング」というよ。そうしてシステムができあがったら、何度も「テスト」をして、ちゃんと動くかどうか確かめるんだ。
テストに合格したら、システムは完成! でもまだ終わりじゃないんだ。最後は「運用」といって、システムを実際に使ってみて、トラブルがあれば直したり、もっと使いやすくするために改良したりするんだよ。システム開発ってまるでリレーみたいだね!
システムをつくるチームには、
いろんな役割がある!
ITの仕事はチーム戦! 大きなシステムは一人ではとてもつくれないから、チームで協力するんだ。チームのメンバーは、それぞれの役割で活躍するよ。
たとえば、「システムエンジニア」は設計士のような人。お客さんの希望を聞いて、どんなシステムをつくるかを考えるんだ。そのアイデアをコンピュータに伝えるのが「プログラマー」。システムを動かすためのプログラムを書く人だよ。「デザイナー」は見やすさや使いやすさを考える人で、システムの画面に表示される文字やボタン、写真などの見え方を工夫するんだ。そうしてできたシステムを守るのが「インフラエンジニア」。システムが安全に動くように、サーバーやネットワークをチェックしているよ。たくさんの人が関わるから、全体をまとめるリーダーも必要だよね。それが「プロジェクトマネージャー」。みんなの仕事の進み具合を見ながら、力を合わせてゴールまでたどりつけるようにするんだ。
こんなふうにITの専門的な技術や知識を使って働く人たちのことを、「ITエンジニア」とも呼ぶよ。エンジニアはそれぞれの得意なことを生かして働くから、キミにもぴったりなポジションがあるかもね!
ITの仕事って、
どんな人に向いているの?
もしかして「ITはパソコンが得意な人だけの仕事」って思っていない?実は、全然ちがうんだ。「人と話すことが好き」「アイデアを出すのが得意」「集中してコツコツやるのが得意」…といったように、いろんなタイプの人が活躍しているんだよ。
たとえば、お客さんの話を聞いたり、チームで相談しながら物事を決めたりすることが多いから、人と話すことが好きな人が力を発揮できる場もあるよ。それから、いろいろなアイデアを出すのが得意な人は、新しいアプリやサービスを考えるときに活躍できるよ。図工や美術が好きな人は、Webサイトのデザインを考えるのも楽しいかも!
集中してコツコツ作業をがんばれる人も、とっても頼りになるよ。プログラムを書くときや、むずかしいシステムを動かすときには、注意力や集中力が大切なんだ。
他にも、工作や機械いじりが好きな人は、サーバーやネットワーク機器などの機械をあつかう仕事にぴったり。算数や数学、理科が好きな人は、データを分析する仕事で活躍できるよ。それに、リーダーになってチームをまとめるのが得意な人も必要だね。いろいろな個性を持った人が力を合わせることで、ITの仕事は動いているんだよ。
ITの仕事が役に立った!
そんな“ありがとう”がうれしいんだ
ITの仕事はいろいろあるけれど、どれも大きな目標は一緒なんだ。それはずばり、ITを使って誰かを助けること。
たとえば病院では、電子カルテでたくさんの患者さんの情報をわかりやすくまとめたり、予約システムを使って診察や検査の待ち時間を短くしたりできるよ。オンライン診療を使えば、病院から離れたところに住んでいても、専門の先生に相談できてとっても安心なんだ。
それから、みんなが毎日使う電気。発電所でつくった電気がみんなの家に届くまで、あらゆるところにITの仕事が関わっているし、災害で電気が止まってしまったときは、ITのネットワークで情報を集めて、なるべく早く電気がつくようにしているんだ。
学校でもITが活躍しているよ。みんなも、授業でわからなかったところをタブレットで復習したり、もっと詳しく知りたいことをパソコンで調べたりしているんじゃないかな?学校を休んだときも、録画した授業をインターネットで見ることができたら、とっても助かるよね。
ITを使って誰かの困りごとを解決できたとき、「助かったよ!」「これで安心できる」って言ってもらえるのがすごくうれしいんだ。人の役に立っているって実感できる仕事なんだよ。
キミも未来の“ITで
社会を支える人”かも!
これからの社会では、ますますITの力が必要になっていくよ。なぜかというと、日本では、これから働く人の人口が少しずつ減っていくから少ない人数でたくさんの仕事ができるようにしないといけないんだ。
そのために、いろいろな仕事でロボットの出番も増えているよ。ファミリーレストランで食事を運んだり、工場で製品をつくったり。人の作業を手伝うロボットがたくさん開発されているんだ。でも、そのロボットを動かすためのシステムをつくったり、うまく動くように管理したりするのは、やっぱり人間の仕事なんだ。
さらに今、ITの最新技術を活用して、未来の町をつくる取り組みも進んでいるよ。電気や交通、医療や買い物など、生活を支えるあらゆるものをITでつないで、誰でも安心して快適に暮らせる町をつくろうとしているんだよ。
ITは、まるで社会を動かすエンジンだね。そんなITの力がもっと必要になる未来では、ITの仕事をするエンジニアが今よりずっと必要になるし、活躍の場もどんどん広がっていくんだ。
ITエンジニアの仕事は、特別な人だけのものじゃないよ。人と話すのが好きな人、アイデアを出すのが得意な人、コツコツがんばるのが得意な人。いろいろな人が、それぞれの力を生かして活躍できるんだ。キミの得意なことも、社会を支えるITの仕事につながるかもしれないね。困っている人を助けて、「ありがとう」って言ってもらえる瞬間を想像してみて。きっとワクワクするはずだよ!