電気とITのつながり

電気はどこで生まれる?

ボクたちが毎日使う「電気」。スイッチを押すだけで、ぱっと部屋が明るくなったり、テレビがついたり、すごく便利だよね。でも、電気っていったいどこから来ているのかな?
答えは「発電所」!発電所では、いろいろな方法で電気をつくっているんだ。
「火力発電(所)」は、文字通り火の力を利用する方法だよ。石油や石炭、天然ガスなどを燃やしてお湯をわかし、そこから発生する水蒸気の力で大きな羽根を回して電気をつくるんだ。
「原子力発電(所)」も、同じような方法だけど、火力発電とちがうのは、水蒸気のつくり方。ウランやプルトニウムという物質を使ってお湯をわかすんだ。
「水力発電(所)」は、水の力を使うよ。水の流れを利用して水車を回して電気をつくるんだ。
有名なのはダムを利用した方法だけど、川の流れをそのまま利用した方法もあるよ。
「風力発電(所)」は、風の力で大きな風車を回して電気をつくるよ。みんなも山や海で、大きな羽根が回っているのを見たことがあるかもしれないね。
「太陽光発電(所)」は、太陽の力を使うよ。太陽光をソーラーパネルでキャッチして、電気に変えるよ。太陽光発電は、みんなの家でもできるんだ。屋根の上に、キラキラ光る太陽光パネルがのっているお家もあるんじゃないかな?
こんなふうに、発電所ではいろいろな方法で電気を生み出しているんだね。

電気の旅はなが〜い!
発電所から君の家まで

電気はスイッチを押したらすぐに使えるから、まるで近くにあるような気がするよね。でも実は、電気はとても遠くから、長い長い旅をして、みんなの家までやってくるんだ。なぜなら電気をつくる「発電所」は、山の中や海の近くなど、人があまり住んでいない場所にあることが多いからだよ。
発電所でつくられた電気は、高い鉄塔にはられた「送電線 」にのって、電気がほしい人のところへ運ばれていくよ。送電線には、とても強い電気が流れていて、たくさんの電気を遠くまでとどけることができるんだ。
でも、そのままだと家の中で使うには強すぎる!そこで登場するのが「変電所」。変電所では、工場で使うときは強く、みんなの家で使うときは弱くというように、使う場所に合わせて電気の強さを調整してくれるんだよ。
変電所でちょうどいい強さになった電気は、電柱にはられた「配電線」にのって、さらに運ばれていくよ。そして最後に「柱上変圧器」という機械を通って、ようやくみんなの家までやってくるんだ。こうして、リビングの電気がついたり、ゲーム機が動いたりするんだね。電気って、見えないけれど、すごい旅をしているんだよ。

発電所でもITが大活躍!

電気をつくるとき、とても大事なことがあるのを知っているかな? それは、電気を「つくる量」と「使う量」のバランスを保つこと。このバランスがくずれてしまうと、工場の機械が止まったり、町中で停電が起きたり、困ったことになっちゃうんだ。電気は、つくりすぎても、少なすぎてもダメ。どのくらいの量が必要なのか、きちんと予想することが大切なんだよ。
そこで活躍するのが「IT」! コンピュータやインターネットを使って、いろいろな情報をあつかうITは、タブレットやパソコン、それからゲーム機などにも使われている、とても身近な技術だね。そんなITが、発電所でも大切な働きをしているんだ。たとえば、天気や気温、過去のデータなどを参考にして「今日は暑いから、みんなエアコンを使いそうだな」とか「週末は学校や会社がお休みだから、電気の使い方が平日とちがうかも」と考えて、必要な電気の量を予想してくれているんだよ。
とくに、太陽光発電や風力発電のように、自然の力を使う電気は、天気によって発電量が変わるから、正しい予想が欠かせないんだ。ITのおかげで、電気を「つくりすぎちゃった!」「足りなかった!」と困ることが無くなって、安心して電気を使えるんだね。

電気の見張り番!
送電線と変電所のIT

発電所からみんなの家や学校まで、電気がはるばる旅をしてくることはもう知っているよね。でも、なんたってなが~い旅だから、途中でいろいろなトラブルが起きることがあるんだ。そんなトラブルを防ぐためにもITは利用されているんだよ。
たとえば、電気の通り道になる「送電線」は、山の中や高い場所にあるから、人の力だけで点検するのはとても大変。そこで、送電線にセンサーを取り付けたりして、おかしなところあったらすぐにわかるようにしているんだよ。
電気をちょうどいい強さに変える「変電所」では、ITを使って電気をスムーズに送れるようにコントロールしているよ。電気の流れをパソコンやモニターに表示して、いつでもチェックしているんだ。
もしもITがなかったら、電気のトラブルに気が付くのが遅れて、停電が起きてしまうかもしれないね。そうしたら、夜は家の中が真っ暗になっちゃうし、テレビも見られないし、冷凍庫のアイスもとけちゃう! それだけじゃなく、町中の信号が動かなくなって、車の事故が起きたり、病院の機械が使えなくなって、病気やケガを治せなくなったりするかもしれない。そうならないように、ITは24時間365日、電気の旅を見守ってくれているんだ。

お家の中にも、すごいITがある!

実はね、みんなの家にも、電気を便利に使うためのすごいIT技術があるんだよ。その名も「スマートメーター」!
お家で使った電気の量を自動で計測して、電力会社へ送ってくれる機械なんだ。スマートメーターがあれば、インターネットを利用して電気の使い方を確認できるんだよ。遠くに住む家族の電気の使い方もわかるから、「おじいちゃん、今日はぜんぜん電気を使っていない…もしかして具合が悪いのかな?」といったように、健康を見守るのにも役立つんだ。
さらに、町中のスマートメーターをITの力でつなぐと、「スマートグリッド」という大きな仕組みが動き出すよ。スマートグリッドは、町中の電気の流れをITでコントロールする、かしこいネットワークのこと。日本では今、いろいろな実験をして、みんなの町で使えるか確かめているところなんだ。
スマートグリッドが動き出すと、電気をつくる量・使う量をもっとぴったり予想できたり、電気を安く使える時間がわかるようになったりするよ。災害で停電が起きたときも、遠くの町から電気をわけてもらったり、電気がつくまでの時間を短くしたりできるんだって。スマートメーターとスマートグリッドがあれば、電気ともっと仲良くなれるんだね!

電気のウラに、ITのチカラあり!

ボクたちの暮らしに、電気はなくてはならないものだよね。朝起きて、冷蔵庫から牛乳を出して、トーストを焼いて…。学校、コンビニ、病院、どこに行っても電気が迎えてくれる。電気があるから、快適な毎日を送ることができるんだ。
電気のなが~い旅も見てきたよね。電気が生まれる発電所、電気をとどける送電線、電気を使いやすくする変電所。どの場所でも、たくさんの人や機械が、毎日一生けん命働いてくれているよ。「IT」も、その仲間なんだ。「今日はどれくらい電気が必要かな?」「送電線は大丈夫かな?」「みんなの家に電気はちゃんととどいているかな?」って、いつも気にかけてくれているんだね。
反対に、電気がなくっちゃITも動けない。パソコンもセンサーもスマートメーターも、みんな電気で動いているからね。電気とITは、お互いを支え合う大事なパートナーなんだ。
そしてこれから、未来に向けて、ITの役割はもっと大切になっていくよ。今、石油や石炭を燃やすことで、地球の気温が上がってしまう「地球温暖化」が世界中で問題になっているんだ。だから、太陽の光や風の力などを使う発電方法を増やそうとしているんだよ。
でも、自然の力を使う発電は、天気によって発電量が変わるし、広い場所が必要だから自然を壊してしまうこともある。どんな電気も、いくらでも自由に使えるわけじゃないんだ。
だからこそ、IT技術で電気の使い方を見守ったり、電気の量を細かく調整したりして、電気をムダなく上手に使うことがとっても大切なんだよ。暮らしを便利にするだけじゃなく、地球を守るためにも、ITの力が欠かせないんだ。ITは、電気と一緒に、ボクたちの未来を明るくしてくれているんだね。みんなも、電気を大切に使って、すてきな未来を一緒につくっていこう!

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