電気が使える”当たり前”を
私たちが支える!

電気が使える「当たり前」を
数多くの
ITシステムが!?

ボクたちは日常生活の中で、電気が使えることを「当たり前」に感じているかもしれない。スイッチを入れても、その裏側にどんな仕組みがあるかを意識することはあまりないよね。でも、この「当たり前」を叶えるために、数多くのITシステムが支えているんだよ。
例えば、電気には「いつでも、必要な分だけ、安全に使える」という絶対的な約束(同時同量の原則)があるんだ。だからこの約束を守るため、電気の使われ方をずっと見守り続けているITシステムがあるんだよ。 電気は貯めることができないから、電気を作る量が少ないと、工場の機械が停止したり、家の冷蔵庫が止まったりして大変なことになるよね。また、作る量が多すぎても、無駄なエネルギーを作ってしまったり、発電所の機械を壊してしまったりする恐れがあるんだよ。
だから、ITシステムが24時間365日稼働して、電気を作る量(供給量)と使われている量(需要量)を監視して、バランスを整えているんだ。

電気を送る仕組みをシステムで管理

電気が家に届くまでは、四つの基本ステップがあるんだよ。一つ目は「発電」。発電所で電気を作る。二つ目は「送電」。高い鉄塔の送電線が電気を遠くの町まで運ぶ。三つ目は「配電」。変電所から電柱の電線を使ってみんなの町に電気を配る。四つ目は「販売」。みんなの家に電気を届ける。
この四つのすべての場面で、数多くのITシステムが利用されているんだよ。
例えば「発電」では、「需要予測システム」を利用して、みんなが「どれくらい電気を使うのか?」を予測し、発電所に「これぐらいの電気を作って欲しい」と、指示を出しているんだ。
天気や曜日によって使う電気の量は変わるから、予測することがとても難しいんだ。だからITシステムで、その予測をサポートしているんだよ。
「送電」では、「基幹給電システム」で送電線や変圧器などを監視しているよ。もしトラブルが起きても、電気がみんなに届くようにルートを切り替えたりして、安定した電力供給を守っているんだ。
「配電」では、「配電総合支援システム」が活躍しているよ。これは、みんなの近くにある電柱の設備を管理したり、最適な電気のルートを計算したりして、配電に関わる人の仕事をサポートしているんだ。
最後に「販売」では、「料金計算システム」が活躍しているよ。みんなの家にあるスマートメーターという機械が、「この家では今月これだけ電気を使ったよ」って教えてくれて電気料金の計算をしているんだよ。

そのシステムは誰が作っているの?

じゃあ、こんな大切なシステムを作っているのは誰だと思う? 正解は「SIer(エスアイヤー)」と呼ばれるITシステムの制作会社なんだ。
ボクが働いている中電シーティーアイも、そんなSIerのひとつ。特に電力ITシステムに精通し、電気が安心して使えるように支えているんだよ。電気は道路や水道みたいに、みんなの生活に欠かせないものだからね。
ちなみに「SIer」の仕事の中にも、『プロジェクトマネージャー』、『システムエンジニア』、『インフラエンジニア』、『プログラマー』など、さまざまな種類があって、その人たちが力を合わせて一緒にITシステムを作り上げるんだ。だから、チームワークが大切なんだよ。
SIerの人たちは、お客さまが何に困っていて、どんなシステムが欲しいかをしっかり確かめる。料理に例えると、お客さまに「どんな料理が食べたいですか?」と聞いて、『システムエンジニア』がレシピ(設計図)を考えるんだ。『インフラエンジニア』が必要な材料(サーバーなど)をそろえて、『プログラマー』が料理(プログラム)をして、できあがったら味見(テスト)をする。もしも味がちょっと変だったら、調味料を足したり作り直したりするよね? システムも同じで、テストしてうまくいかなかったら、何度も手直ししていくんだ。けっこう大変なお仕事なんだよ。

“電気が使える”を当たり前にする、
ITのチカラ

2018年に起きた、電気が止まってしまったトラブルのお話をするよ。
このとき大きな地震が起きて、北海道のすべてで電気が止まってしまう「ブラックアウト」という出来事があったんだ。
地震の揺れで発電機が壊れないように、発電所の安全装置が働いて発電を停止したり、送電線が切れてしまったりして、みんなのところに電気を送ることができなくなったんだ。信号が消えて車が動けなくなったし、スーパーやコンビニが真っ暗で買い物ができなくなった。工場や病院の機械も一部止まってしまって、大変なことになったんだ。
このときは、電力会社と住民が協力しあって停電を解消したけれど、今後はもっと早く電気が使える状態にするため、発電所やITシステムを強化することにしたんだ。だから、今後同じようなトラブルが起きても、被害を小さくしたり、早く元通りにでしたりできるようになってきているんだよ。
そしてこれからも、ボクたちの暮らしはもっと便利になっていくと思う。たとえば、AI(人工知能)や、IoT(アイオーティー)っていう家電や車がインターネットでつながる仕組みが登場しているよ。そして、太陽や風を使った再生可能エネルギーのような、新しい技術もどんどん生まれているね。
でも、どんなに技術が進歩しても、それを支えるITシステムと、そのシステムを作る人たちがいなければ、安心して毎日を過ごすことはできないんだ。
ボクたちの会社は、「自分たちが作ったシステムで、たくさんの人が安心して暮らせている」ということに、大きなやりがいを感じているよ。
ここまで読んでどうだった? 電気が使えるのって、本当はぜんぜん「当たり前」じゃないってことがわかったかな。だから、電気のスイッチを入れるとき、たまには「今日もITのおかげで電気が使えるな」って思い出してもらえたらうれしいな。

ITの具体的な
内容を知りたい?